風邪をひきやすい原因と予防対策・風邪を早く治す方法について|風邪に効く食べ物と飲み物、食事の注意点

「風邪をひきやすい」という体質は、非常に厄介なものです。

仕事においてもプライベートにおいても、「ここぞ」という時に風邪をひいてしまい、大きなコンプレックスやトラウマとなっている人もいることでしょう。

この、「風邪をひきやすい体質」の原因は、いったいどんなものでしょうか。
この体質を改善することは、可能なのでしょうか。
また、風邪をひいたとき、風邪を早く治す方法としては、どんなものが有効でしょうか。

この記事では、これらの疑問について、詳しく解説をしていきたいと思います。

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風邪をひきやすい原因は? 徹底したい「風邪予防の大原則」

まずは、一般的に「風邪予防に効果的」とされている風邪対策について、以下に挙げてみましょう。

  • うがい
  • 手洗い
  • マスク
  • 加湿
  • 睡眠
  • 栄養

これらは、誰もが小さい頃から、周囲の大人たちに言い含められてきた「風邪をひきにくくする・予防するための大原則」です。
風邪をひきやすい傾向にある人は、これらの「大原則」を徹底できていないことが、原因の一つとして考えられます。

一年間のうちに何度も風邪をひいてしまうような場合、上記の予防方法の実践状況をチェックすることから始めるべきと言えるでしょう。

なお、手洗いマスクによるウイルス感染の予防効果は、科学的なエビデンスが、英国医師会雑誌BMJにて報告されています。

インフルエンザをはじめとする呼吸器系ウイルスを予防するには、薬剤よりも手洗いやマスク着用などの物理的な防御法が有効である可能性が、過去の51研究のレビュー(再調査)で示された。

IME 特定非営利活動法人 医療教育研究所

うがいについても、京都大学保健管理センターが「風邪の予防に効果的である」とする研究結果を発表しています。

平成17年末に「水うがいには、かぜの発症を4割抑える効果がある」と、京都大学保健管理センターから発表されました。

「手洗い」と「うがい」- コミュニティホスピタル 甲賀病院

「風邪をひきやすい」という自覚のある人は、うがい・手洗い・マスク、この3つの風邪対策を徹底した上で、室内の加湿、および十分な睡眠と栄養摂取を心掛けてみてください。

風邪の予防に効く食べ物と飲み物について:風邪を引きやすい人の食事の注意点

上で挙げた「風邪予防の大原則」のうち、「栄養」について、以下に補足をしましょう。

風邪の予防には、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどの栄養素の摂取が効果的と言われています。
それぞれのビタミンの働きは、次の通りです。

  • ビタミンA:鼻やのどの粘膜を守ります。
  • ビタミンC:風邪ウイルスへの抵抗力を高めます。
  • ビタミンE:血行を良くし、免疫力を高めます。

風邪予防の6つのポイント – 医療法人医徳会 真壁病院

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは、緑黄色野菜・果物・いも類・種実類・大豆製品などに、豊富に含まれています。
風邪のシーズンに、これらの栄養素が含まれる食べ物や飲み物を積極的に摂取すれば、風邪ウイルスに対する抵抗力を養うことができると考えられます。
仕事が忙しく、食事に気を配れないという方は、野菜ジュースやサプリメント、ビタミン剤等で、不足しがちな栄養素を補うと良いでしょう。

なお、後述する「風邪退治の薬膳」は、上述のビタミンを豊富に含んでいるため、風邪予防にもおすすめです。

すぐに風邪をひく人は運動を習慣に!「運動しない人は風邪をひきやすい」という研究結果

2010年11月2日、英医学誌「British Journal of Sports Medicine」にて、運動しない人は運動する人より2倍もかぜをひきやすいとする研究結果が発表されました。

参考:
運動しない人は運動する人より2倍もかぜをひきやすい 米研究

同研究によると、普段から運動をしない人は、定期的に運動する人よりかぜを約2倍ひきやすく、こじらせる確率も30%ほど高いとのことです。
具体的には、運動頻度が「週に1日以下」である人は、「週に5日以上」の人と比べて、「風邪をひいた日数」が約1.8倍になったそうです。

適度な運動は、体力・免疫力を向上させ、病気に強い身体を作り上げる──。
これは、一般常識と言って良い認識でしょう。
しかし、そのことを上記のように「具体的なデータ」として示されると、説得力が強まるとともに、運動に対する意欲も持ちやすくなるのではないでしょうか。

「自分は風邪をひきやすい」
「ちょっとしたことで、すぐに風邪をひく」

そのような自覚のある人は、風邪のシーズン前から積極的に有酸素運動に取り組み、免疫力の向上を図ってみてはいかがでしょう。

風邪をひきやすい人が知っておきたい、風邪を早く治す方法

ドラッグストアなどでは、様々な種類の「風邪薬」が陳列されています。
風邪をひいてしまうと、「一刻も早く治さなければ!」と考え、こうした風邪薬に手を伸ばしがちですが・・・。

実際のところ、「風邪を早く治す薬」というものは、存在しません。
風邪薬には、熱を下げる、鼻水を止める、喉の痛み・炎症を抑える──などの作用はありますが、「風邪を治す」力は無いのです。

風邪に対しては、一日で治す方法・一晩で治す方法といったものはありません。
風邪を早く治すための最も効果的な方法は、焦らずに気持ちを落ち着けて、安静にすること・十分な栄養を摂ることです。
温度・湿度ともに適度な場所で、十分な睡眠をとり、栄養のある食べ物を摂取しましょう。

以下では、この「安静にすること」と、「十分な栄養を摂ること」について、詳しく解説を行いたいと思います。

風邪をひいたときに安静にする際のポイントについて

風邪を早く治すためには、「睡眠」を欠かすことができません。
病中、いかに「熟睡」できるかが、体力回復の鍵となります。

しかし、風邪をひいているときは、熱や咳、頭痛や鼻づまりなどで、熟睡が妨げられる場合が多いでしょう。
よって、こうした風邪の諸症状を和らげ、質の良い睡眠を得ることが、風邪を早く治すためには必要不可欠です。

風邪の諸症状を和らげるためには、風邪薬や漢方が有効です。
寝る30分ほど前に、医師の処方箋を服用するなどすれば、一時的に風邪の諸症状を抑制できます。
風邪薬は、風邪を治すことはできませんが、「風邪を治すための態勢」を整えることはできるのです。

鼻づまりにより呼吸がしにくい、寝苦しいという場合は、「ブリーズライト」などの鼻孔拡張テープを利用すると、いくらか状態を改善できるでしょう。

喉の痛みや腫れ・炎症に悩まされている方は、就寝前に口にテープを貼るなどして、口を閉じておくことが有効です。
睡眠中の口呼吸を抑制できれば、口・喉の乾燥を防ぎ、粘膜の自己治癒力を向上させることができます。
(完全に口をテープで覆ってしまわないよう、注意してください)

参考:
口呼吸の改善方法と治し方!口を開けて寝ることの問題点と対処法|朝起きると喉が痛いのは口呼吸が原因?

風邪に効く食べ物と飲み物、風邪を早く治すためのポイントについて

風邪のひきはじめに風邪を早く治すためには、身体を温めること・冷やさないことが第一です。
温かい食べ物と飲み物を積極的に摂取し、風邪のウイルスへの抵抗力・免疫力を養いましょう。

熱が高くなってきたときは、水分補給に気を配ります。
発熱の影響により、体内からは多量の水分が失われますので、こまめに水分補給を行う必要があります。

その際の飲み物としては、「オーエスワン」などの経口補水液や、「ポカリスエット」、「アクエリアス」といったスポーツドリンクなどが適しています。
「風邪をひいたかな」と感じたときは、高熱が出た場合に備えて、こうした飲み物を手元に用意しておくと良いでしょう。
嘔吐や下痢の症状があらわれている場合は、脱水症状の防止のために、水分補給には特に気を配る必要があります。

高熱が出ているときは、平常時よりもタンパク質やビタミンの消耗が激しくなります。
これらの栄養素を豊富に含み、かつ、温かく消化の良い食事を用意することが大切です。

次のサイトでは、「風邪退治の薬膳」として、特性の鍋物料理のレシピを紹介しています。
こうした鍋物は、タンパク質やビタミンを豊富に摂取でき、身体も温まるため、「風邪の時に食べるといいもの」の代表例と言えるでしょう。

参考:
風邪退治の薬膳 – 宮崎県薬剤師会

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