タトゥー(刺青)を入れると後悔する4つの理由|肝炎の原因、MRI検査も不可…入れ墨のデメリットとは

タトゥー(刺青・入れ墨)を入れている人──と言えば、つい最近まで、「暴力団・ヤクザ・怖い人」などのイメージが先行していました。
しかし近年では、「ファッション」としてのタトゥーが、若者を中心に、男女を問わず広まりつつあります。

海外では、タトゥーが大らかに受け止められている国が珍しくありません。
セレブと呼ばれる人たちや、スポーツのスター選手などが、当たり前のようにタトゥーを入れている、という現実があります。

近年では日本でも、芸能人やモデル・ミュージシャンなどの、「華やかな世界」に身を置いている人たちの中で、タトゥーを入れている人が増えつつあるようです。

しかし・・・
日本の一般的な価値観においては、タトゥーは、「広く受け入れられている」とは、言い難い面があります。

「おしゃれだから」
「流行っているから」
「周囲の仲間が皆やっているから」

そんな理由で、安易にタトゥーを入れてしまうと、以下に述べるような「タトゥーのリスク・デメリット」に直面し、大きな後悔へと繋がってしまうかもしれません。

この記事では、そんな「タトゥーを入れることの4つの問題点」について、詳しくお話しをしたいと思います。

スポンサーリンク

問題点1.周囲の白い目に晒される

日本において、タトゥーを入れた大抵の人が直面する問題に、「周囲の白い目に晒される」というものがあります。

前述のように、海外では、タトゥーが当たり前のように行われている国も珍しくはありません。
しかし、日本ではまだまだ、「肌に入れ墨をする」という行為に、抵抗感や嫌悪感を持つ人が数多くいます。

本人は「ファッション」の感覚でいても、付き合いの浅い人や、初対面の人からは、「ちょっと怖い」「近寄り難い」などと思われてしまうことは多いでしょう。
また、年長者の方の中には、「親からもらった身体に自ら傷をつけるなど、なんて浅はかな」といった考えを持つ人も、少なくないはずです。

仲間うちでは「ごく普通のこと」であり、「格好いい・おしゃれな行為」と見なされていたとしても、その共同体から一歩出れば、たちまち村八分扱い──。
日本においてタトゥーを入れるのであれば、そのような状況下に置かれる可能性も、十分に考慮しておくべきでしょう。

問題点2.公共施設・レジャー施設への入場が制限される

前述の問題点については、背中や腰などの「衣服で隠れる場所」にタトゥーを入れている場合は、それほど大きなリスクにならないかもしれません。

しかし、普段の生活から少し離れたときには、「衣服を脱いで肌を見せざるを得ない」場面が、少なからずあるものです。
温泉やスーパー銭湯、健康ランドやスパなどの、公衆浴場の利用時は、その典型例でしょう。

こうした公衆浴場では、「入れ墨・タトゥーを入れている方の利用はご遠慮ください」といった注意書きがされていることが珍しくありません。
公衆浴場以外にも、プール海水浴場などでも、同様の措置が取られている場所があります。

そのほかにも、遊園地やスポーツジム、ゴルフ場といったレジャー施設においても、タトゥーを入れている人の入場制限・利用制限を行っていることがあります。

問題点3.仕事や職業の選択肢が狭まる

日本では、タトゥーや刺青が、就職の際の大きなディス・アドバンテージとなり得ます。

首や腕など、露出しやすい部位にタトゥーを入れている人は、一般企業での面接において、問題視されることが大半でしょう。
特に接客業などの、頻繁にお客さんの前に出る仕事では、「タトゥーがあれば問答無用で不採用」としている会社が珍しくないでしょう。

例え、背中や腰など、普段は衣類で隠れる場所にタトゥーを入れている場合でも、安心はできません。
更衣室などで着替える際に、同僚からタトゥーを目撃されたなら、その情報は巡り巡って、その人の社内での評判に悪影響を及ぼすかもしれません。

公務員を目指す場合は、タトゥーや入れ墨は、確実に問題視されます。
自衛官、警察官、教師などの、市民の規範となることを求められる職業については、特にその傾向が強いでしょう。

タトゥーを入れる際は、この「仕事や職業の選択肢が狭まる」という点について、後悔のないよう十分に考慮する必要があると言えます。

問題点4.健康上のリスク(デメリット)がある

タトゥーや刺青には、健康管理上の数々のリスク・デメリットが存在します。
以下に、それらのリスクのうち、代表的なものや、最新の研究から明らかになったものなどについて、詳しくお話しをしていきたいと思います。

健康リスク1.肝炎やエイズなどの「ウイルス感染」を起こす原因になる

タトゥーは、「医師免許」が必要とされる施術です。
医師免許を持たない人間が施術を行う場合、それは医師法に違反する犯罪行為となります。
しかし、巷には依然として、医師免許を持たずにタトゥーの施術を行う「彫り師」が多数存在します。

彫り師が無免許で営業する店舗においては、自治体や国の監視・監督の目が行き届かず、必然的に衛生管理上の問題が発生しやすくなります。
特に、器具を使い回ししている、あるいは十分な洗浄が行われていない場合、被施術者が、B型肝炎やC型肝炎、HIV(エイズウイルス)などに感染するリスクが発生します。

B型・C型共にピアスの穴開けやタトゥーなどが原因になる場合があると懸念されています。要するに、血が出る行為で、きちんとした医療施設などでなく針などを使い回していると感染のリスクがあるわけで、注意が必要です。

変わる肝炎対策 – NHK 解説委員室

タトゥーを入れたのち、しばらく時間を経ってから健康状態が悪化し、病院で検査を受けたら、前述のような大病を患っていた──。
安易な気持ちでタトゥーを入れる行為は、そうした「一生涯にわたって後悔しかねない健康上のリスク」を背負うことに繋がりかねません。

健康リスク2.MRI検査が受けられなくなる

タトゥーや刺青を入れている人は、MRI検査(磁気共鳴画像検査)が行えない場合があります。
タトゥーのインクには金属が含まれていることが多く、その場合、MRI検査によりタトゥー部分が火傷する・色褪せるなどの問題が引き起こされる可能性があるためです。

MRI検査は、磁力と電波により体内の情報を画像として取り出す検査です。
レントゲン検査やCT検査などと異なり、放射線の被曝による健康被害がないことが大きな特徴です。

MRI検査では、次に示すような数々の病気・疾患の発見、および身体の各部位の状態把握を行うことができます。
タトゥーにより、このMRI検査を受けられなくなることは、健康管理を行う上での大きなデメリットと言えるでしょう。

  • 脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、脳動脈瘤などの発見。
  • 椎間板ヘルニア、脊椎間狭窄症、脊髄腫瘍、先天性奇形、外傷(脊椎・脊髄損傷)などの発見。
  • 各種臓器(肝臓・膵臓・胆のう・腎臓)の腫瘍、炎症、結石などの発見。
  • 子宮・卵巣の腫瘍、子宮筋腫、子宮内膜症、前立腺の腫瘍・肥大などの発見。
  • 半月板損傷、靭帯の断裂、腫瘍などの発見。
  • 他にも頸部(首)関節(手・肘・肩・足・股)胸部、乳房、上・下肢血管などの検査が可能です。

MRI検査でわかること – 姫路赤十字病院

健康リスク3.タトゥーのインクに含まれる有害物質が、体内に蓄積する

2017年9月12日に、英科学誌ネイチャー系ウェブサイトの「サイエンティフィック・リポーツ」に、「タトゥーのインクに含まれる有害物質は、リンパ節にまで達する可能性がある」とする論文が掲載されました。

タトゥーに使われるインクの微粒子は人体内部へと染み込み、人の免疫系の重要な中枢を担うリンパ節にまで到達する恐れがあるとの研究結果が12日、発表された。

タトゥー顔料、体内深く浸透する恐れ 研究

この論文では、具体的な健康への悪影響についてまでは述べられておらず、「別途に詳しい研究が必要」としています。
しかし、有害物質が体内を移行し、蓄積される点については、有力な証拠が得られているとのことです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする